ASDタイプに…教えるポイント、分かりにくくてゴメンなさい!リライトしました!
ASD子育て

ASDの子どものサポート ~ミッション その1~

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今回の内容 全3ページ

ページ1
●ASDタイプをサポートする上でのミッションというテーマを取り上げた理由
●わたし自身はどのようにして特性(特徴)に気付いたか?の話
 【例】息子とのあるある
ページ2
●特性を見過ごされている(のであろう)子の話
 【落とし穴?】できたママほど、我が子のASD特性に気づくのが難しい?!

ページ3
●ASDタイプために “家庭外の環境を調整する” 必要性について
●社会とフレンドリーであることの重要性について
 【実例】独りで戦わせないための我が家の「環境調整」

特性を見過ごされている(のであろう)子の話

ASDタイプ向けの母でなかったがゆえに、わたしが特性を見過ごすことがなかったことをご理解いただいたところで、特性を見過ごされている(のであろう)子の話に移りますね。

それは息子が園児の頃でした。

異常に攻撃的な言葉ばかりをインプットしているお子さんがいて、園児とは思えない語彙力と巧みな使いっぷりに驚くとともに、なによりも切ない気持ちになりました。

こんな小さな子が、どうしてなんだろう?

生まれながらにしてこんな攻撃性を持っているわけないよな。
当時から、漠然とそう思っていました。

実は、その子の親御さんが、発達障がいの特性を受け容れていないらしいという噂を耳にしていたことを思い出しました。
もしかすると、親と離れた場で特性が浮き彫りになったものの、誰からも理解が得られなかったことで、自己防衛が過剰になり暴力的な言葉遣いを身に着けたのではないかと、今になって思ったのです。

他にも、園や学校から発達障がいの疑いを指摘され療育を勧められているけれど、両親が『絶対にそんなわけはない』と突っぱね、園や学校と揉めているというケースに出くわしたことがあるのですが、そういうお母さんにある共通点を見出しました

思えば、皆さん、わたしと真逆の “よくできた優しいお母さん” だったのです。

【落とし穴?】できたママほど、我が子のASD特性に気づくのが難しい?!

わたしのような、好ましくない接し方をすれば、わかりやすくASD特性が顔を出します。
でも元々穏やかで丁寧で寛容な、ASDタイプへの適応度がバッチリな親御さんだったら?

両者の言い分

家庭では、ない
園・学校では、ある

ということがあり得るだろうな。
そして、どちらも事実なのだろうと思いました。

繰り返しになりますが、ASDタイプの子と周囲との間に問題が生じるのは、周囲の接し方がASDタイプの子にとって好ましくない場合だということです。

平たく言えば、

寛容で物腰の柔らかい人の前では問題は起きにくい(特性は表出しにくい)

ということです。
※誤解のないように補足しますが、先生方の接し方も悪意あってのものではないと思います。発奮させるような接し方が良しとされていた時代があったのも事実ですし、愛がないと言いたいわけではありあません。

つまり、園や学校ではわたしのようなASDタイプに好ましくない接し方を、一方、ご家庭ではお母さんが日々好ましい接し方を自然とされている場合には…

両者で、同じお子さんに対する認識に“大きな相違が生じる可能性がある

ということです。
反抗的で態度が悪い子という誤解が、先生に生じているかもしれません。

怠惰な気持ちも、悪意も、敵意もなく、皆と同じように “できない だけなのに、毎日たくさん怒られながら、独りで戦うことになりかねません。

それは小さな子どもには過酷すぎる状況なのではないでしょうか。
子どもの中に、“家庭は味方で外は敵” という構図ができてしまったら…

それは、とても悲しく、心配なことです。

特性が見過ごされ、園や学校など親と離れて生きる外の世界でケアされないのは、子どもにとって悲劇だとわたしは思うのです。

親御さんが特性を把握して、園や学校の理解を得るべく働きかけ、ご家庭と同じように穏やかに過ごせるようにしてあげることこそ、お子さんにとっての最善ではないでしょうか。

そもそも、先生方もお子さんを否定するためにご両親に連絡したわけではないと思うのです。
“ないものをあるとすることに、先生方になんのメリットもありません。

見えないものを把握するのは難しいですし、また自分の子どもに普通とされるものと違う特性があることを受け容れることに抵抗感があることも同じ親としてよく分かります。

でも、特性を受け止めて、かわいい我が子をケアしてあげるメリットのほうが圧倒的に大きいとわたしは思います。

この記事をきっかけに、そんな優しいお母さんに、少しだけ耳を傾けていただけたら嬉しいです。
園・学校は、ご家庭と連携することを目的としているのではないでしょうか。連携することにマイナス要素は見出せません。

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