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察知するってどうやるの?

当サイトへのご来訪ありがとうございます。
今さら人に聞けないようなこと、誰も教えてくれないようなこと。
そういうことで悩んでいる人がいたら、チカラになりたいと思っています。

世の中には、他人の気持ちを察知するのが得意ではない人もいます。得手、不得手は人それぞれですから、そういうことがあってもちっともおかしくないとわたしは思います。
この記事では、他人の気持ちを察知するのはどうも苦手かも…という方のために、お役に立てるかもしれない情報をお届けします。

他人の気持ちを察知するなんて難しいですよね。
おでこにでも書いてあればいいのですが、そんなわけはないので推測しなければなりません。
人の気持ちを察知するのが苦手な人からしてみると、察知できるなんて信じられない、どうやって説明もされていないことを感じ取るの??と思うかもしれませんね。

では、『察知するのが苦手ではない人』はどんなふうに他人の気持ちを察知しているのでしょうか?
3つの具体例でご説明します。

他人の気持ちを察知する方法

察知するには、観察眼が必要です。
観察眼って何なのかといえば、相手の気持ちを読み取るために様々な視点からその人を観察する目(しようとすること)です。様々な視点というのは、観察する“対象”の見方をいろいろと変えてみるという意味です。

観察する対象【例1】相手の目線の先

その人がジィ~っと見ているもの、その目線の先にあるものを見るのです。

相手の目線の先に美味しそうなケーキ屋さんがあったなら、『美味しそうだな』とか『食べたいな』とか思っていることが推測できます。推測できたと思っていても、的が外れることも当然あります。『オシャレなお店だな』と思っている可能性もありますよね。

でも、目線から得られる情報があるということに変わりありません
目線から察知することに挑戦してみましょう。

『相手の目線』から察知する《メリット》

『美味しそうだね、食べたくなっちゃった?』と話しかけたら、会話が弾むかもしれません。もし推測が外れたとしても、相手は自分(相手)が口にしていないことを “知ろうとしてくれた人” に対して、悪い印象は持たないものです。自分に興味を持ってくれるのはうれしいことですよね。きっとその人ともっと仲良くなれると思います。

観察する対象【例2】相手の表情

あなたがした行動や発言に対しての相手の反応は表情から読み取ります。これも他人の気持ちを察知する方法の一つです。観察していないと見逃してしまいますから、よく見ることが必要です。

あなたの言動に対して、相手が悲しい表情をしたのなら、あなたの言動により相手を傷つけてしまった可能性があります。相手が眉をひそめたなら、怒りや軽蔑、そういったプラスではない感情を相手に抱かせた可能性があります。

相手の反応が言葉で返ってくるとは限らないので、表情を見逃さないようにするのは人付き合いの重要ポイントですよ。

『相手の表情』から察知する《メリット》

相手の表情から、自分の言動がプラスとマイナスのどちらなのか察知できればしめたものです。
「なにが悲しかったのか」という“もうひとつ先”まで読み取れたらなお良いと思いますが、その先を察知するのが得意ではない人は、素直に聞いてしまうというスキルを身に着けると、あなたの弱点を補うことができるので、ぜひ身に着けることをオススメします。

あなたの言動に対して、相手が悲しい表情をしたときはごめん、なにか傷つけてしまった?」と聞いてみるといいと思います。悪いことをしたつもりがなくても、他人を傷つけてしまうこともあります。

この場合の「ごめん」は非を認めて謝意を表すというよりは、悪いことをしてしまったかもしれない相手への気遣いのようなものです。あなたを大切に思っています悲しい顔をさせてしまったことは、それだけで自分にとって悲しいことですというメッセージとして伝わります。悲しい顔をしたときに、「ごめん、なにか傷つけてしまった?」と言われた相手は、例えあなたの言動に傷ついていたとしても、あなたの気遣いを評価して「悪気はなかったんだろう」と許してくれる可能性があります。

「ごめん、なにか傷つけてしまった?」と聞いて、相手が何が悲しかったのかを説明してくれようとしている時は丁寧に聞きます。“丁寧に” というのは、真摯に対話(会話のキャッチボール)をしてちゃんと理解しようとする姿勢を見せるということです。

その人を繰り返し悲しませれば、あなたと相手の良好な関係はもはや維持できなくなるといえます。二度目も許してくれるとは限りませんし、あなたにとって大切な相手ならしっかりと対話して理解することをオススメします。

といっても、人間だから同じような失敗をしてしまうかもしれません。そのときは同じように「ごめん、またなにか傷つけてしまった?」と一生懸命に向き合う。「また失敗しちゃったんだ。悪いとは思ってるんだな。」と判断してもらえるかもしれません。二度目以降に許してもらえるかどうかは、あなたの言動の誠実さ、それまでに築いてきた相手との絆によると思います。

いずれにしても、表情から察知して、一生懸命に自分に向き合おうとする相手のことは、“自分のことを真剣に考えてくれる人”と受け取ってもらえる可能性が高いです。関係性が良くなることはあっても、悪くなることはないと思いますよ。


同じ過ちを繰り返さないよう、がんばれたらそれが一番ですね。

今の例は、悲しい顔をさせてしまった話ですが、眉をひそめるなど、相手が気分を害すようなことをあなたがしてしまった場合も、同じように「ごめんね、なにか気分を害すようなことをしてしまったかな?」と言って、相手の話に耳を傾けるといいと思います。もちろん非があったなら素直に謝りましょう。

ちなみに相手が喜ぶ反応を見せたときは、余計なことを聞かなくていいですよ。「なにがうれしかった?」なんて言ったら、喜ばせたことが台無しになります。相手は、自分(相手)の喜ぶことはなんだろう?とあなたが自分(相手)を観察して知って(=察知して)くれて、なにも言っていないのに、あなたが自分(相手)にとって喜ばしいことをしてくれたから喜んだのです。余計なことは決して言わないでくださいね。
相手に喜んでもらえたときの自分の言動をよーく覚えておきましょう。次も似たようなことをしてあげたら喜んでもらえるかもしれません。相手が喜ぶと自分もうれしくなりますよ。

観察する対象の【例3】相手の態度や姿勢

自分が話をしているときに、相手の取る態度姿勢によって、相手の気持ちを察知することもできます。

A群

こちらを見ない。 スマホしか見ない。 遠くを見ている。 相槌を打たない。 「へぇー。そーなんだ。へー。」しか言わない。 目が死んでいる。 のけぞっている。 貧乏ゆすりをしている。 手イタズラしている。

B群

あなたの目を見てあなたの話を聞いている。 スマホにメッセージがきても見ない。 「うんうん、それで?」などと合いの手を入れてくれる。 話の切れ目に質問を投げかけてくる。 目がキラキラして表情が明るい。 前に身を乗り出している。

A群が、あなたの話、もしくはあなたに興味がない人の態度です。
B群が、あなたの話、もしくはあなたに興味がある人の態度です。

A群の態度を示されたら、その話題を早々に切り上げましょう。
そのときに、ムッとしたりしてはダメですよ。
あなたの話題に興味がないことは、基本的には仕方のないことです。
相手を責めるような素振りは見せずに『ごめん、ごめん、つい夢中になっちゃって。』と笑顔で話題を変えましょう。
(夫婦間で共有すべき課題だった場合などは、興味がないのは仕方がないことではないですが…ここではそのケースは除外します)

このように、相手の態度や姿勢を観察すると、いろいろな情報が読み取れます。これも察知です。

『姿勢や態度』から察知する《メリット》

相手が楽しくないと思っているのに、それを察知せずに話し続けると、相手への配慮がない身勝手な印象を与える可能性があります。俗にいう空気が読めないヤツに認定されることになってしまいかねません。察知することでそれを回避できて、相手との楽しい時間を持てるのはメリット以外の何ものでもありませんよね。

自分が話す → 目と耳を使って相手の情報を集める → 興味の有無を判断する → 話の続きをするかしないか判断する

というように相手の反応を見て、考えながら会話をするのです。

自分がしゃべりたいことが、相手にとっても楽しい話題とは限らないということをいつも念頭に置きましょう。聞き手にとっても楽しい時間にするためには、聞き手の様子を伺いながら話すのがマストです。

察知するってどうやるの? まとめ

もしかすると、これを読むまで、察知の必要性などないと思っていた人がいるかもしれませんが、他者の気持ちを察知するというのは、あなたにとってメリットがあること、他者とお互いに楽しく関わるために重要な役割を担っていることをご理解いただけましたか?

察知するメリットを知って、意識すれば、少しずつ察知するのが上手になると思います。楽しみながら、察知スキルを上げていきましょう。

お互いに楽しく関わるためのポイント

で、で、相手をよく観察して知ろうとすること。

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