当ブログへのご来訪、ありがとうございます。
ASDとAPDの特性のある息子とともに歩んだ日々は、診断から4年が経ちました。
専門機関とのパイプができても、ASDっ子に対応できる母にすぐに変身させてくれる特効薬をいただけるわけでもなく、はじめに感じたのは、どのみち自分でどうにかするしかないってことなんだという絶望感でした。
専門家といえども、今すぐ役立つ専用のトリセツみたいなものを作れるわけではありません。特性には個人差があるので臨床心理士の先生も時間をかけて特性をつかみながら、親にアドバイスをくださる方法以外に取りようがないのです。当然ですね。
でも、事件は日々現場で起こっておりまして…
月1程度でアドバイスをいただいても、なかなかどうして…現実は厳しかったです。
今、いったい何が起こっている?? この嚙み合わなさはどういうこと???
そんな事態が多発し、親が降参したくなるシーンに、今すぐ先生が駆けつけてくれるわけでもなく、文字通りの手探り状態でいつも心細い思いをしていました。
同じ言葉を使っていて、同じようにしか見えないけど、ちょっと違いのあるわたしたち親子。 その違いがどこにあるのか?必要なときにその詳細を説明してくれる人は誰もいない。
人ひとりの人生がわたしの肩に乗っかっている重圧に押しつぶされそうになりながら、自分でひとつひとつ探っていくしかない現実と戦ってきた気がします。
正直しんどかったです。
本当は、この我が子の特性を理解するためのしんどい時間を少しでも短縮して、1分1秒でも早く子どものケアが上手な親になりたかったとつくづく思います。
今も道半ばですが。。。
わたしが息子から学んだことや気づいたことを公開することで、同じような境遇にある方の理解獲得までの時間短縮の一助になれたらと思い、このブログを立ち上げました。
ご家族だけでなく、当事者の困り事の軽減、ASD特性のある人と社会的に関係がある方のASDタイプへの理解促進についてもお役に立てることを目指しています。
ASD当事者、ご家族、そしてASD特性のある人の関係者、みんなの笑顔の起点になれればいいなと思っています。