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今さら人に聞けないようなこと、誰も教えてくれないようなこと。
そういうことで悩んでいる人がいたら、チカラになりたいと思っています。
『ここに運んでくれる?』
『棚にあるよ、そこの上』
『あそこの●●を見て』
こういう指示に従うのがもしかして苦手ですか?
なんだか噛み合わない?
『だからぁ、そっちじゃなくて!』という具合に怒られたりしていませんか?
これもきっと誰も教えてくれないことの類に入りますね。
今回は「ここ」「そこ」「あそこ」と言われたときの暗黙のルールについてお伝えします。
具体例でお伝えするのでよかったら読んでみてください。
【暗黙の了解】「ここ」「そこ」「あそこ」で指示されたら?
正解は『まずは話し手を見る』です。
図の男の子があなた、オレンジの服を着た女性が指示者です。
あなたは背を向けていますが、女性はわかってほしくて、方向を指さしているかもしれません。
いえ、たいていの場合は指をさしていることが多いのです。
もちろん、あなたが理解しやすいように…です。
こういう指示語を使って指示を与えられたとき、対象(モノや場所)のほうばかりに集中しすぎて、話し手のほうに注意を払うことを忘れていませんか?
話し手はこちらを見てくれるもの(暗黙の了解)として、指さししています。
ですので、まずは話し手のほうを見てみましょう。
指さしている方向を見てみて、話し手の言っていることが、それでも分からなければ、
例1)『もう少し具体的に教えてもらえますか?』
※なんでそんな曖昧な指示出すんだよ!という気持ちを滲ませないように。
例2)『この赤いカップより上ですか?下ですか?』などと、あなたが具体的にやりとりする方向に導く。
例1)が手っ取り早いですが、なんとなく相手の指示の仕方を否定するニュアンスもあるので、不要な摩擦が生じかねません。どちらかといえば、例2)をオススメします。
自分のほうから “赤い●●” と具体的な伝え方をすると、相手も “曖昧でわかりづらかったかも” と気づいて、(ごめんねという気持ちで)具体的な指示の出し方に変えてくれる可能性があります。例2)のほうが平和かもしれませんね。

具体的なコミュニケーションに誘導
話し手のほうを見ないと、『ねぇ、手を見て!』と言われることがあるかもしれませんが、間違っても自分の手を見ないように(笑)